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地元で働きたいをカタチに

-新潟以外の選択肢は頭になかった- 花野 佑介さん YUSUKE HANANO 2018年移住

住みやすい街・新潟に戻る前提

「新潟を離れて新しいコミュニティを築いてみたいというのが、県外に進学した最大の理由でした」と話すのは、ウオロク緑店(新発田市)の精肉部門で主任を務める花野佑介さん。

その気持ちの一方で、「新潟の暮らしに不便さは感じていませんでしたし、東京や神奈川は遊びに行くにはいいけれど…といった印象で、最初から新潟に戻って就職しようと思っていました」と話す。

高校在学中、そして神奈川大学の法学部に在学中と約7年間、コンビニでアルバイトをしていた花野さん。大学進学当初は、公務員になることも視野に入れていたそうですが、アルバイトの経験を重ねるうちに小売業への興味が高まったそうです。

「接客を通じてお客さまに喜んでいただけることに興味を持ちました」。  こう思った花野さんは、県内の小売業の企業をメインに就職活動を開始。2018年4月、昔から慣れ親しんだ地元のスーパーマーケット、「ウオロク」に入社しました。

主任に昇級し奮闘中

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入社後、配属されたのはウオロクの中でも、最大級の広さと集客数を誇る店舗。

「自分で希望して、精肉部門に配属してもらいました。入社してすぐは本当に初めてのことばかりで、先輩に教えてもらいながら、どうしたら円滑に進むかなどを考えつつ、仕事を覚えていきました」。

2022年2月からは花野さん自身4店舗目となる、緑店に赴任。初めて主任職として勤務しています。

「これまでは商品を製造して、売り場に並べるという仕事がメインでしたが、これからは数字にも意識を向ける必要があります。売上や人件費などの把握、管理しないといけません。日々の業務が数字に直結する仕事なので毎日気を抜けません。だからこそやりがいを感じています」。

お子さんの成長を感じられる休日

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プライベートでは、職場で出会った奥さまと2019年に結婚。現在は2歳になるお子さんと3人で生活されています。

「妻の実家から遠くない場所に部屋を借りて、3人で生活しています。妻もウオロクの正社員として働いているので、平日は幼稚園、土日は妻の実家で子どもをみてもらっています。休日は、家の近くにある寺山公園(新潟市東区)に行って遊ぶことが多いですね。」。

「遊具がたくさんあり、敷地も広く、のびのびと子どもを遊ばせることができます。また、家族で回転寿司に行くことも多いです。2歳になっていろいろと食べられるものも増えてきました。子どもの成長を感じながらの休日は楽しいですね」。

頼れる存在が身近にいること

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夫婦ともに新潟県生まれ・新潟県育ちの花野さんに、地元で暮らすことのメリットを伺いました。

「やはり親が近くにいることは大きいですね。子どもの面倒を見てくれるのもそうですが、近くにいてくれるだけで安心感があります。いざ何かがあったときに頼れる存在が近くにいるというのは気持ちの面でも大きいです」。

「実は以前、私が車で事故を起こしたことがありました。大きな事故ではなかったのですが、気が動転して、自分では何もできなくなってしまいました。そのときに親に連絡して、現場まで来てもらって助けてもらいました」。

「それから兄弟の存在も大きいですね。私には姉と兄がいて、ともに新潟県在住。姉には子どももいるので、子育ての点などで分からないこと、どうしようか迷うことがあった際には相談しています。 どんなことでも気兼ねなく聞ける存在が身近にいるのも、地元で暮らすことのメリットだと思います」。

友人と送る何気ない時間

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「高校までの多感な時期を共に過ごした友人たちが近くにいて、会いたいときに会えるのも地元で暮らすことのメリットですね」。 大学時代に築いたコミュニティと、同じ青春時代を過ごした仲間とでは本質的な関わり方が違うと花野さんは話します。

「それぞれ大切な友人ですが、少し雰囲気が違うような気がします。今は、みんな仕事もしていて、家族を持っている人もいます。なので以前と比べると会う時間も限られるようになりました。 でも、常にSNSでコミュニケーションを取っているため、身近に感じられる存在です。ちょっとした悩みを相談でき、何気ないことで笑いあえる友人たちがいることで、気持ちをリフレッシュさせるのも簡単というか。いろいろと助かっています」。

生まれ育った場所だからこその居心地の良さがあると話してくれた花野さん。終始にこやかなその表情が新潟暮らしの魅力を体現しているように見えました。