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アナウンサーに聞いた、人前でうまく話せるコツ

-リモート面接の攻略ポイントも- 吉田 理彩 RISA YOSHIDA 2022年8月取材

今回は、人前でうまく話をするコツやリモート面接で気をつけるべきポイントなどを、BSN新潟放送のアナウンサーである吉田理彩さんにお伺いしてきました!


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とっぴー

テレビやラジオを通して多くの人に話しかけるとき心掛けていることは?

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吉田さん

私はまだ入社1年目で経験が少ないのですが、 ニュースやバラエティ、現場での取材やリポート、 イベントの司会などアナウンサーの仕事は多岐にわたり、 思っていた以上にいろいろな人と話す仕事だと実感しています。 地域の方とのやりとりも多いです。それぞれの場合で気を付けることは違ってきますが、 すべてに共通する大切なことは「正確に伝える」ということ。 これを心掛けて仕事をしています。


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とっぴー

「正確に伝える」にはコツがありますか?

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吉田さん

話し方ではトーンを変えます。 ずっと同じトーンではなく、 大事なことはゆっくり、はっきりと話します。 それから、TPOや相手の方に合わせて、フレンドリーなのか、 改まった感じがいいのかを考えます。 いやだなと感じたら、人は聞こうと思わなくなりますから。 だから、違和感なく聞いてもらうことが大前提なんです。 敬語の程度も「ですます」の丁寧語でいいのか、 「いらっしゃる」「伺う」のような尊敬語や謙譲語かがいいのか判断します。


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とっぴー

相手に合わせた伝え方が大事なんですね。

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吉田さん

そのことに気づいたのは就活の時です。 最初、面接は自分をアピールする場だと思っていたのですが 、 実際に経験していくと聞き上手であることが大切なのだと分かったんです。 相手が意図することがわからないとしっかりと答えられませんし、 そもそもコミュニケーションが成り立ちません。 相手の質問をしっかり聞いて、さらに「ちゃんと聞いています」と相手にわかってもらうような努力もしました。


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とっぴー

相手にわかってもらう方法とは?


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吉田さん

いつもより大きい声での返事やはっきりわかるような相づちですね。 話をしっかり聞いていますというアピールです。 テレビもリモートも画面越しだとさりげないしぐさやニュアンスが伝わりづらいので、ちょっと大げさに。 内容に合わせて笑顔を浮かべるのもアリだと思います。声は少し高めにすると聞き取りやすく、 明るいイメージにもなるのでおススメです。


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とっぴー

リモートと対面で変えたほうがいいことは他にもありますか?

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吉田さん

リモートでは画面の相手ではなく、カメラ部分を見て話さないと目が合いません。 話しているうちについつい画面の方を見てしまうので、くれぐれも気を付けてください。 話し方や表情、身振りなどはすべていつもよりオーバーめに、笑うときは顔全体でしっかりと笑うようにしましょう 。マスクをしている時は、口角を上げただけではほほ笑んでいることが伝わらないので、 目元から笑うことを意識してください。どうすると優しい目になるのか、 鏡を見ながら試して練習しておいた方がいいと思いますよ。 ちょっとわざとらしくてもリモートでは自然に見えるものなので、思いきりよく!


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とっぴー

どう見えるかを演出することも大事なんですね。

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吉田さん

身だしなみでは、就活の指導を受けていたときに、 髪をあげると、明るさと清潔感につながると聞きました。 それから、着る物にも気を配りたいですね。「リクルートスーツはどれも同じ」ではなくて、紺色の濃淡、シャツは白かオフ白か、 ネクタイの色やデザインなど違いがあって、人によって似合う似合わないがあるので、 何着か試着してみて顔うつりのいいものを選ぶといいと思います。あと、着ているスーツで話ができると最強です。


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とっぴー

スーツで話ができる、とは?

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吉田さん

着ているものをきっかけにしてエピソードを語れるという意味です。 私は大学時代にチアリーディングをしていて、その話をぜひ面接でしたかったんです。 だから、チームカラーだった黄色をどこかに取り入れておき、「この黄色は」と話を始めるようにしました。 洋服でなくても何か物をきっかけにして話ができるように準備しておくと、 ストーリーが生まれて聞く方も興味を持ってくれます。

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とっぴー

最後に就活に臨むみなさんにアドバイスをいただけますか?

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吉田さん

面接というと話す内容のことを考えがちですが、同じ言葉でも声のトーンや表情、身振りなど言い方で印象が変わります。 だから、何を話すかだけなく、どう話すかも考えることが大切です。大げさな言い方をすれば、セルフプロデュース。 自分らしさを表現することを意識して面接に挑んでみてください。応援しています!